12月に行われる1年目の研究のまとめの中間発表会。
M1は例年ポスター発表となっています。
今年度はオンラインで行われます。
ポスター発表したことありますか?
すみません、私は大学時代、理学部に在籍していましたが、ポスター発表未経験…
いかに、研究とは疎遠なところで生きてきたか、ということがわかります。
というわけで、ポスター発表初体験ながら、担当教官からおすすめされた書籍を紹介したいと思います。これ、めっちゃおすすめですよ!!
「学生・研究者のための伝わる!学会ポスターのデザイン術」
こちらです!!
実は2,000円ほどするので、買うのを躊躇していたのですが、レビューの評価がとても高かったので、kindleで購入。早速読んでみることに。
わ、わかりやすい。さすがデザイン術。
わかりやすすぎて、ここに内容を書くと、本を読む必要がなくなってしまうので、引用しづらい苦笑
正直、科研費の書類を作る前に読んでおけば良かったと、後悔…
おすすめポイント
本書の何がいいかって言うと、ただデザイン性について述べているわけではないことです。
なんのために、どのようにポスターをデザインするのか、論理的にわかりやすく説明してくれています。
そして、書籍のレイアウトもわかりやすい。なんというか、文字を100%読まなくても、図とセットで頭に入って来ます。
これは、研究発表のポスターを作ることだけでなく、さまざまな場面で重要な技術となりますね。
普段の授業での板書においても非常に重要です!
また、私のように、頭の中が散らかっている人にとっては、必読(必見??)です。
研究者で持っていない人は、ぜひすぐに購入しましょう。
研究者でなくとも、教員にとっては1冊持っていたい本です。特に高等学校での「総合的な探究の時間」(2022年度から)や小中学校での「総合的な探究の時間」でポスター発表をするのであれば、あって損はないです。
正直、ポスター発表って、パワポを印刷して、ポスターに貼ればいいと思っていたんですよね。
甘かったですね。ポスターとはそんなものではなかった苦笑
軽く考えていた自分に反省しています。
kindle版で買うと、読みづらいかなーと思いましたが、パソコンやiPadなどの末端で読む分には問題ないです。読みやすいです。ただ、kindleで読むと白黒なので、読みづらいです。そこは注意です
要点をまとめるノートを作るなら、kindle版の方が本よりスクショしやすいかも。(あくまでも自分用ですが。)
概要
目次から引用しています。
第1部 口頭発表とポスター発表の違いとは?
「いかにすぐれた研究でも、多くの人に知ってもらえなければ存在しないのと同じ」
重い言葉ですね。
この章では、「ポスター発表とは何か?」ということをシンプルにわかりやすく、端的に説明されています。
第2部 研究内容の構造化とデザインの原理原則
プレゼン作成の代表的な構造化(3つ)と、デザインの原理原則を「1つの原則と3つの技術」で説明しています。この第2章がこの本の中心と言っても過言ではありません。この章を理解することで、研究(もしくは物事を考える上で)の論理的な表現の仕方が身につくように思います。
非常にわかりやすく書いてあるので、何度も読み返して理解したい章です。
第3部 ポスター修正ライブ!!
実際のポスターの修正の過程、その意図を明確にした上でbefore-afterを12例もあげられています。
論理を書いてくれる本は多いですが、このように具体的に示してくれる本は少ないと思います。非常に参考になります。
第4部 ポスター発表全般に関するQ&A
前半は、第1部、第2部の内容の要点の確認。それに加えて後半は実際のポスター発表のさいのコミュニケーションについてになります。
という流れになっています。
まとめ
150ページ弱ありますが、どんどん読み進められるので、1日でパッと読めると思います。
あとは必要なときに、読み返しながら考えていけば良いと思います。
もう一度貼っておきます。
これは買いですよ!!
こういうためになる書籍を、自分のライブラリに増やしていけると良いです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
研究者だけでなく、学校の先生におすすめです!(繰り返し)
おまけ↓
「学生・研究者のための使える!PowerPointスライドデザイン 伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術」
あ、スライド版もあります。(こっちはまだ購入していない)
こちらもレビューの評価が高い。
こちらの方が先に出版されていますね。
コメント