私の強みシリーズも今日で最終回です。
今回は、第1位である「個別化」について、書いていきます。
私にすごく、すごく大切にしている「個別化」の強み。
以下のように各「強み」についてのデータを
Teachers’ Strengths Finder DBとしてまとめています。
私はGALLUP社の認定ストレングスコーチではないので、あくまでも私がデータをとった中での主観になります。
ストレングスファインダーについては、以下の私のブログをご参照ください。
また、GALLUP社のWeb Siteはこちらです。
「個別化」の定義
「個別化」の資質が高い人は、一人ひとりが持つユニークな個性に興味をひかれます。異なるタイプの人たちの集団をまとめ、生産性の高いチームを作ることに長けています。
強力な「個別化」の才能を持つ人は、一人ひとりのユニークな個性に興味をそそられ、それを理解します。人を一般化することに我慢できず、個人個人の違いに注目します。彼らは本能的に個々人のスタイル、モチベーション、考え方、関係の築き方を観察しています。他の人の強みをとても鋭く観察する人なので、一人ひとりの最も良いところを引き出すことができます。GALLUP WebSiteより引用
この「個別化」という才能は、彼らが生産性の高いチームを作るときにも役立ちます。完璧なチームを作るに当たり、チームの「組織構造」や「作業手順」に着目する人もいますが、優秀なチーム作りの秘訣は、各自が得意なことを十分にできるような、強みに基づく配役であるということを彼らは本能的に知っています。
私の思う「個別化」の強みを持つ人
私が思う「個別化」の強みを持つ人は、集団に対して何か話をしたり、指導するときも、一人ひとりに気を配り見ることができる人です。
また、人によって、接し方を変えたりできる人なのかなと思っています。(いい意味で)
学校だと、一斉に何か指導するのではなく(一斉に指導するのは苦手)、個別に対応するのが得意のように思います。
では、次に「個別」の強みを持っている「先生たちの行動指針」をみてみたいと思います。
先生たちの行動指針
私はこの強みが自分の強みとして、非常にしっくり来ますし、大好きです。学級や部活動において生徒とのやり取りの中で、個々にあった支援をしたいと思っていつも接しています。この子にとって、より効果的になる方法をいつも探している感じがします。 (高校・数学 40代)
担任をしながらみんなちがっている子どもたちとの生活は面白く、大事なものに感じます。 (小学校 30代)
教育実習で外国語活動の授業を作った際には、みんなの前で話すことが苦手な児童も楽しんで授業に参加できるようにしたいと考えた。そこで、その児童が言葉が詰まった時に体を使って伝えようとしていたことを思い出し、体を動かしながら英語に触れられるよう、導入・展開を工夫した。 (小学校・学生)
人間観察が好きで、人のちょっとした変化に気づくことが得意だと思っています。生徒の様子や同僚の様子を見て、何か感じた時は話しかけるようにしています。大抵、悩んでたり疲れてたりしていますが、そうした落ち込みのタイミングで話かけて、気を紛らわせられているからなのか、通常時には結構話しかけてもらえる関係ができます。自分がミスをしたときには、笑って許してもらうことや助けてもらえることが多いです。 (中学校・院生)
個人個人の違いに注目するということが分かった。実際の強みを活かせている場面を考えると、野球教室で子どもに野球を教えた際に、その子どもが課題だと思っている、あるいは動きをみて課題だと思うことを一人一人個別にアドバイスできた時。 (中学校・院生)
自分で研究の中心になることも、チームで研究を進めるために環境を整えることも、状況にあわせてどちらもできる。 (中学校・技術 30代)
その子供のバックボーンを想像して子供と接することができる。 (特別支援・院生)
個性を広く受け止め、またそれを肯定的に認め合うクラスやチームづくりをできたと感じる時 。(中学校・保健体育 40代)
まとめ
私の場合は、学校ではその生徒の性格や特徴によって接し方を変えたり、その人にとって良いやり方を考えたりしています。
なので正直に言えば、数学の授業をするときも、一斉授業で教えることに、少し違和感を感じていました。なぜなら、誰に対して授業しているかわからず、どうしてもうまくいかない人が出てしまうからです。
(このあたりの反省は、4月から学校に復帰したときに生かしたいと思って計画中です。)
部活の指導なんかでも、全員が同じことをやる時間もありますが、途中からは個々に応じてやる内容を変えたりしているのも、この「個別化」の強みによるものなのかなと思っています。
そういった意味では、今指導している多様な種目のある「陸上競技」は向いているように思います。
確かに、選手にあった種目を見つけるのは得意です。
教員を始めた頃は、自分が学校で教わったようにやらなきゃならないという思いがあって、枠にはまらない生徒を枠の中に押し込めようとしていたところがありました。しかし、少しずつ本来の自分を取り戻し、「枠にはまらない」、もしくは「私の器に乗り切れない」生徒のその個性を尊重することが、できるようになってきたように感じています。
(もしこれを読んだ生徒で、「いや、私に対してはそうじゃなかった!」という人がいたらごめんなさい。)
自分の価値観とは違う価値観を持っている人は、めちゃくちゃ面白いです。
いよいよ、次回(か次々回)に
Teachers’ Strengths Finder DB
を公開いたします。(だいぶ引っ張りましたが)
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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