5 体験する

今週末締め切りの「体験活動」(総合や生活)の講義(非同期型)を受講しました。
(ギリギリ)

教授はloomで動画を作成していましたが、これはとても使える!
(そんな観察ばかりしていてすみません。)
https://www.loom.com/
動画に先生の喋っている顔が映っていた方がいいですよね。

さて、この講義の中でこんな話題がありました。

「子どもで作る授業」と「子どもが作る授業」

小学校4年生の算数の授業

「先生、答え全部知ってるんでしょ?
僕たちにそれ言わせたいだけでしょ?」

新しい学校から赴任して、4年生を担任した先生が、
なかなか自分の指導案通りの答えが生徒から得られず、
「他にはどうかな?」という問いかけを、
求めている答えが返って来るまで、指名を繰り返した時に、
とある児童が言った言葉だそうです。

ちなみに実習生が参観していたそうですが、
これ言われたら、冷や汗がとまりませんね…。
私だったら、思考停止するかもしれません

前年度までの担任の先生は、先生が子どもたちの様々な意見を受け止め、活かしながら、授業をしていたため、子供はこの問いかけに強い違和感を感じたそうです。
それでもこういう風に発言できる子どももすごいですね。
(ちなみにその先生はそれをきっかけにその後子どもたちへのアプローチが変わったそうです。良かった。)

今回の講義の中では、これを

「持つ様式 (to have) 子供つくる授業  ジグソーパズル型」
教師の計画を埋めるための子ども(ピース)を当てはめ、
完成・達成する授業。教師の計画実現のために子どもが手段化している。

それに対し、元担任が実践していたのは

「在る授業 (to be)子どもつくる授業 パッチワーク型」
個性ある子ども(布)を味わい、つなぎ、生かす。
自由な発言から予想外の発言が出てきて、思い通りには行かないが、
子どもも教師も新しい発見がある授業。

と述べています。
この考え方はこれから私が「学校組織マネジメント」を考える上でも非常に勉強になります。

思い返してみると

しかしながら、私自身も授業の中で、生徒たちにこちらの求める正解を求めてしまっていたことも多々あったなと感じています。
(もちろん、すべてがそうではないし、試行錯誤して工夫してやってはいますが。)

わざわざ指名して答えさせて、「正解か、不正解か。」だけを問いかけるだけなのであれば、自分で正解を言えばいいだけです。
生徒たちは「間違っていたらどうしよう」という不安ばかりで答えづらく、良い授業とは言えません。
正解とか不正解とか関係なく、言葉を発せられる雰囲気がないと、自由に言葉は出てこないですね。

正直「正直ちゃんと勉強していないとヤバイ。」っていう心理(プレッシャー)を逆手に、指名していた面は否定できません。
「間違えてもいいってことでやってこう。」とは常々言ってはいましたけど、それじゃ楽しくないよね。得意な人はいいけど。

すなわち、私がこれまで教えていた生徒たちは、口にはしなかったけど、上記の小学生のようなことを心の中で思っていたわけですよ。きっと。
いや、本当にごめんなさい。

もちろん小学校と高校の授業を比べることはできないけど、考え方は変えていきたいです。

小学校の学級PTAに参加してみて

話は急に変わりますが、
そんなことを考えならが、今日、小学校の学級PTAに参加しました。
大学院生は今日stayhomeで主夫なので、初参加です笑
いつもはやる側なので、参加する側は違う緊張でした笑笑
ちなみに父親は一人でした。その緊張も半端なかった。

先生の問いかけ

小2の息子の学級PTAに参加した時に、
先生が先週あった「生活」の授業に対し、こんなことを言っていました。

「先週、5年生が田んぼの白かきをやる時に、急遽「2年生も遊びに来ていいよ。」って話になったんです。
急だったこともあって、着替えの準備とかご家庭で大変だったんじゃないかと思います。
すみませんでした。
それで最初は、持ち物を細かく指示しようかと思ったんですが、
でもそれじゃ「生活」の授業として、ちょっと違うな
って思ってやめました。
自分たちで想像して考えることが大事で、それが「生活」の授業だと思うから、あえて具体的に持ち物を指示しませんでした。」と。

ただ先生は、子どもたちに

「もちろん、田んぼで遊んだらどうなるかな?、何が必要だと思う?」

とは繰り返しておいたそうです。(うまい)
とてもすばらしいなと思いました。

今思い返してみると、その前日、息子は
「明日田んぼだから、着替え持ってくね!どの服なら汚れても良いかな?」
と自分から相談してきました。(楽しそうに)

今日先生の話を聞いて、さっき私が
「みんな軍手も持って行ったって言っていたけど、いらなかったの?」
て聞いたら
「軍手はいらないと思ったから大丈夫。」
と言っていました。
(本当はあった方が良かったのかもしれません笑)
「〇〇君はね。服の着替えは持ってきたけど、パンツの着替え持ってこなかったんだよ。」
って教えてくれました。かわいい笑
ちなみにぐちゃぐちゃのパンツのまま過ごしたそうです。
それもまたよし。

縛られなくて良い

「あぁ、こういうことなんだな。」と。

学校からの行事の持ち物って、しっかり決まっていて、
親にとっても「一つたりとて忘れ物をしてはいけない。」
みたいなプレッシャーがあったり、
「本人に任せて準備させたはいいけど、忘れ物があったらあったで、叱ってしまう。」
という変なジレンマを抱えていました。

今更、
「あぁ、別に自分で考えて足りなかったんなら、ま、それでいいじゃん。次の時はまた考えればいいよ。」
ってめっちゃ大事だなと気づかされました。
それは当たり前のことなんですよ。でも当たり前じゃなくなってたっていうか。

なんか縛られてたな。と反省しています。かたくてすみません。

まとめ

ちょうど、タイムリーな講義を受け、先生の子どもに対する考え方に、刺激をもらいました。

ちなみに2年生では「大豆」を育てるそうです。
そこでの工夫もめちゃ面白くて、笑わせてもらいました。
先生の子供に対する愛がすごく伝わってきました。

『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要でない

Rachel.L.Carson -The Sense of Wonder-

というわけで、これを書くことを優先して、
レポートはまだ書き終わっていません笑
でも書くために何度も動画を見直したので、最初より深まりました。
やっぱ人に伝えられて、本当の理解ですね。(終わっていない言い訳)

ではまた。

おまけ

このブログを始めるにあたり、サーバーをXserverで契約しているんですが、
最初の設定を間違えてサーバーを二重に契約してしまい、2つ分の契約料が発生してしまいました。
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コメント

  1. […] 参考にしたブログには、「無料期間中に支払いをしても、無料期間終了後から課金される。」と書いてあったため、契約解除した最初のものも、とりあえず支払いを完了していました。しかし、実際には一度契約解除した分と、改めて契約した分の2つの請求がきてしまいました。(クレジットカードの明細をスマホで見て気がついた。)このブログに書いたとおり、返金していただくことができましたが、マニュアルを見ると以下のように書いてあったので、本当に助かりました。ありがたかったです。 […]

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