28 地元に戻りますか

娘を軽井沢で行われる練習に連れてきている関係で、
日曜日の朝から、軽井沢のめちゃおしゃれなBook&Cafeでこのブログを書いています笑

最近、娘が部活に対して前向きで、学校から帰ってきた後、
何本かダッシュをしてから、家に入ってきます。
速く走れるようになるかは分かりませんが、こういう自分で始めた積み重ねはいつか力になってくれるように思います。

軽井沢

さて、このカフェに来るまでに、少しドライブしてきたのですが、軽井沢町の施設は非常に充実しています。
例えば、風越公園パンフレット)。
行ってみるとわかりますが、非常に素晴らしい施設です。

正面がカーリング場、左がスケートリンク
軽井沢ならではの施設
人工芝のサッカー場と野球場

また、軽井沢中学校もめちゃ綺麗ですね。
軽井沢中学校から、地域の県立高校に入学すると、高校の古さにびっくりするはずです…

タータンも敷いてある!!
写真右もサッカーと野球ができる広いグラウンドが。

以前、県内の市役所に勤める友人から
「軽井沢町は地方交付税交付金をもらわなくてもやっていける町だから。」
と聞いたことがありましたが、
これをみる限り十分ですね。小さな町だということもあると思いますが。
http://area-info.jpn.org/KS02002200000.html
(2014年のデータです。)
軽井沢、潤ってますね!
お金があるって素晴らしい。

「卒業後は地元に戻ってくるの?」

先日附属中学に行った時に
「先生の学校の生徒は大学卒業後に地元に戻ってくるの?」
と聞かれました。

附属中の生徒は卒業後に、進学校に進学し、首都圏の大学に進み、地元に帰ってこない人が多いんじゃないかという話の流れでの質問でした。

この視点、実はすごく大事なんじゃないかな。
と感じています。
正直、この問題に対する答えはないまま、これを書いています。

先生方が手塩にかけて育てた人材が、外へ出て行って戻ってこない。
優秀であればあるほど。
日本やはたまた世界という視点で見れば、決してマイナスではありませんが、地元としては、手放しで喜べない部分も少なからずあります。

もちろん突き抜けて優秀な方は、一周回って、地域のために貢献してくれていることは感じています。

商店街に思うこと

現在、地方都市の郊外は、どこも全国チェーンの大型店が店を連ねています。

私は部活などの大会で地方都市にいくことが多いのですが、
最近はどこへ行っても、郊外の街並みは同じになってきているなと感じています。
どこに行っても同じ店があるということは、便利ですが。

対照的に、元々あった地元の商店街は、非常に厳しい状況ですね。
私の家の最寄りの駅の商店街は本当に閑散としています。
(昔はめちゃくちゃ栄えていたそうです。)
もうどうやって経営が成り立っているのか分からないほどに、人がいません。
所属する高校の近くの商店街もかなり寂しくなっています。
(ただ、こちらは少し前に比べると活気が戻ってきています)

地元をテーマとした「探究活動」

昨年度の2年生の「探究」の授業の研究において、
「商店街を活性化されるには」
というテーマで意欲的に取り組んでいるグループがありました。
すごく良いテーマだなと思います。
探究の内容は、「SNSを通して発信していく。」
というようなものだったと記憶していますが、
こうした活動をきっかけに地元に対しての興味を持つ高校生が増えると良いです。

先ほどの
「先生の学校の生徒は大学卒業後に地元に戻ってくるの?」
という質問に戻りますが、
現任校の生徒は、地元に戻って働いている人が多い学校のようにも感じます
ちなみに地域に大学などがあまりないので、大体の生徒は一度外に出ることになります。

今考えると2年前までは地元をテーマにした「探究」の授業を行っていました。
前校長は地元を大事にすることの必要性を感じていたのだと、今更気がつきました。
当時の私はその意図を十分に汲めていなかったように思います。

今後の授業や学校行事、探究活動のなかで、
彼らがいずれ地元に戻ってくることを、意識しながら学んでいけるように、
「地域」という視点を持って、生徒と関わっていこうと思います。

あ、私は自分の地元を離れて、今ここにいる人間ですが…

RESAS(地域経済分析システム)

RESAS(地域経済分析システム)

RESASはログインなど必要なく、誰でも使えます。(今回初めて使用しました!)

これによると私の住む市の人口の増減は以下のようになっています。
これをみる限り、高校卒業後に市外へ出て行き、そのうち2/3くらいが戻ってくるというイメージでしょうか。
(もちろん同一人物かどうかは分からないので、人数的な話です。)

私の住む市のデータ

それに対して、下の表は東京都世田谷区のデータ。
当然ですが、逆の動きです。
大学進学のタイミングで増えた後、あまり流出しないんですよね。

東京都世田谷区のデータ

他の地方都市などと比べて見なければ分かりませんが、
外へ出て行って、戻ってこないことは、客観的なデータからも言えることなのかなと思います。(本当に簡単な比較ですが。)

まとめ

大学院へ行く道すがら、長野駅から善光寺へ続く道を歩くと、
私が大学生だった20年前に比べると、町は整備され、
雰囲気の良いお店が増えてきているなとは感じています。
松本の市街地も同様です。
ですので、以前に比べるとだいぶ変わってきています。
(あくまでも私の主観ですが。)
きっと、力を入れている人たちがいるんだなと感じています。

私が地域に目を向けるようになったくらいなのですから、
もうとっくに多くの人は気がついています。

コロナ禍がきっかけで、テレワークも進み、
今後わざわざ人の多いところで働かなくても良いことが分かりました。
私の住んでいる地域は、いざとなれば新幹線一本で東京まで行けるので、
テレワークには便利な場所です。

これまで以上に地元に戻って、
地元に目を向ける人が増えると良いなと思うし、
陰ながら生徒たちがそう思えるように、働きかけを考えていこうと思います。

今回の私の書いた内容とは少し違いますが、
同じゼミで「地域連携」について研究されている現職の先生もいます。
今後関わりを持たせてもらえたら良いなと思っています。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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