65 後輩指導主事とのオンラインミーティング①「ICT教育編」

ICT教育

私の地元(神奈川県)で指導主事をしている高校の後輩(元中学校教諭)とzoomでオンラインミーティング(情報交換)を行わせてもらいました。
非常に優秀な男で、早くも指導主事です。
現場で子どもたちと関わっていて欲しい人材ではありますが、その力をより多くの人に届けるためには、偉くなっていくことも必要なのだと思います。

情報交換を行わせてもらったきっかけは、神奈川県のICT教育についての話を聞きたかったからなのですが、話題はその他にも私の研究である組織マネジメントのことや、学校目標の設定など多岐にわたりました。

コロナ禍でzoomを使用するようになり、ビデオ会議をすることに対する抵抗がなくなりましたね。良いことだと思います。
大学院の仲間とも、あえてビデオをONにして、通話したりしています。
以前はちょっと恥ずかしかったので、音声のみでしたが、映像があると表情がわかっていいですね。

情報交換した内容が盛り沢山だったので、今回は、第1回として「ICT教育」について、まとめます。

ICT環境

文科省のGIGAスクール構想でどのような情報端末を入れるのか、今どのあたりまでICT環境が進んでいるのか、なんてことを話しました。
酒を飲みながらでしたが、大変真面目な二人です笑笑

個人的には、これまで高校生は一人一台iPadを持った方が良いのでは、と考えていました。
実際に、iPadを入れている学校は多いと思います。
操作性も直感的で、日本人はiPhoneユーザーが圧倒的に多いです。
彼の勤める町でもiPad(キーボード付き)を入れるそうです。(小中学校)

しかし、最近、近年北欧ではiPadではなく、PCを導入していて、特にChromebook(Google)を入れているところが多いという記事を目にしました。(すみません、ソースが見つかりませんでした)
その理由は、文章を作成するにあたり、「iPadは長文を書くことにあまり向いていない。」というものでした。ま、言われてみれば確かにそうです。

私もPCで文章作成はしますが、iPadで文章作成はしません。
(iPadは主に漫画を読むことに使用されています苦笑)

その記事には、日本でiPadを入れるところが多いのは、日本の教育では、あまり長文を書かせるようなことがないのではないか、というようなことが書かれていたように思います。
本当にきちんとレポートを作成するのであれば、きちんとしたキーボードがあるPCがいいなと、私も思います。

じゃ、なんでWindowsやMacではなくChromebookを導入しているのかというと、単純にChromebookが安いからですね。同じパソコンのスペックだったとしたら、かなり安いです。興味がある人は検索してみてください。思いの外、安いですよ。

また、Windowsのワードやエクセル、パワーポイントと同じような感覚で使え、なおかつ、共有できるアプリが使えるので、学校での使い勝手はいいです。

ちなみにiPadもかなり安く入れられるので、ChromebookとiPadは同じくらいの導入コストですね。

そういった点を総合的に考えると、高校生はiPadではなく、PCの方が有用かなと今は思っています。
神奈川の高校もChromebookが入っているとのことでした。
うちの学校も、今入っているものはWindowsですが、PCが入ってはいます。
金額を気にしなくて良ければ、Chromebookに拘らなくてもOKかと。

ただ、小学校などは操作性を考えた時に、iPadの方が良いようにも思います。

ま、どちらにしてもGoogleの教育システム(G-suite)は使えるので、それが中心で回っていくのではないかという見立てです。(この点は二人とも同意)

私自身、今後、学校のG-suiteの環境を整えることはマストだと思っているので、大学院生ですが、着手していきたいと考えています。

BYOD

ICT環境の話をしていく中で、
「神奈川の高校はBYODで…」という話になりました。
「え、B…何??もう一回言って???」
(何も知らない無知な私)

BYODでスマートフォンを学習ツールに位置づける――神奈川県教育委員会が進める県立高等学校の通信環境整備(マイナビニュース)

BYOD専用回線で1人1台端末活用へ(教育家庭新聞)

BYODとは…
Bring Your Own Device すなわち、自分のスマホやタブレットを学校の授業で用いること

新しいタブレット端末を入れたり、入学時に新たに一人一台iPadを購入させることも大事ですが、今自分が持っているスマホやタブレットをそのまま使うという考え方は、とてもいいなと思います。
学校の無線LANを整備して、生徒や教員の端末を接続させることも、賛成です。

やっぱ、自分のスマホが一番使いやすいですよね。
何より、「無意識に手にとるもの」であることが、生活と学習を自然に結びつけることのできる鍵のように思います。
学校でも家でも使えるので、課題のやりとりなどが非常にスムーズになります。新規に購入するコストもかからない。
(学校の端末は、一人一台あったとしても、持ち帰ることができないので、家では使えない)

最低限のフィルタリングは必要ですが(エロサイトとか、ゲームで使用しないようにとか)、あとはもう生徒各自に任せることが、重要だと考えます。


例えばiPadを導入している学校でも、学校で決められたアプリしか入れられないところもあります。しかし、それでは、インターネットに繋げて、写真を撮れるただの板で、宝の持ち腐れです。
こちらが管理しすぎずに、生徒たちの主体性や発想を広げることが大事ですね。
そうすれば教員の思っている以上のものを見せてくれるはずです。

長野県でも、県でかなり努力していただき、前倒しての導入が見込まれていますが、当面は一人一台には届かないと聞いているので、それと併用して、BYODして欲しいなと思います。

まとめ

やっぱりこうやって、話ができる仲間がいることは、本当にありがたいです。
めちゃくちゃ勉強になります。
後輩なのに、こちらが詳しく教えてもらっています。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

次回は、後輩指導主事とのオンラインミーティング②「学校組織マネジメント編」です。お楽しみに。

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