94 オンライン研修をアップデートしていく院生たち

教職大学院

先週からNITS(教職員支援機構)のオンライン研修を受けていました。
先週は「スクール・マネジメント」4日間、今週は「生徒指導(教育相談含)」3日間でした。

「85 勝手にリフレクション」でも書いたとおり、オンラインの動画配信と各自リフレクション(客観的な振り返り)であったために、長時間、PCの画面と自分自身と向き合うことになってしまいました。このような状況下であり、研修センターに集まり対面で行えないので、やむを得ないことではあります。

最初の研修『スクール・マネジメント』

1日目 決断する

ですが、我々もそれぞれ思いを持って臨んでいます。より良い研修にしたいと思い、仲の良い院生と相談して、
「研修のzoomとは別にzoomを繋いで、うちの院生同士で、リフレクションをやろうか」
という話になりました。
研修中、LINEしていてすみません笑

それが「スクール・マネジメント」研修初日の午後でした。

ここからが早かった。
この時の彼の「すぐにやりましょう!」という決断がみんなを動かしたと思います。
すぐにメールを送って、別のzoomに集まり、ブレイクアウトセッションでリフレクションを行いました。一日中自分でPCと向き合っていた我々にとって素晴らしい時間となりました。
また、この日はその後も、別の院生ともディスカッションしたり有意義な初日となりました。

2日目 打診する

2日目、どうせやるなら他の大学院の人たちと繋がりたいと思い、勇気を出して、支援機構の担当者に
「リフレクションを個人ではなく、ブレイクアウトセッションを使いグループで行いたい。」
と打診しました。
検討していただいた結果、返事はNOでしたが、「研修とは別に院生同士をつなぐ時間を検討する」というお話をいただきました。これはありがたい成果でした。
ですので、リフレクションの時間は、うちの大学の院生で、「個人+グループ」でリフレクションを行いました。
その中で、昨年度の研修センターでの対面の研修に出られたM2の院生から、昨年度の成果物をシェアしていただいたり、有意義なものとなりました。

3日目 支援機構からの打診

支援機構からアナウンスがあり、4日目の最後の研修終了後に院生同士を繋ぐ、時間を設けていただけることとなりました。ありがたいことです。

リフレクションはこれまでと同様に「個人+グループ」で行いました。

4日目 他大学の受講生との繋がり

そして4日目。
研修終了後に受講生同士の交流の場を設けられました。
「最終日にやって、どうだろう」という気持ちはありましたが、実はこれが価値のある時間となったのです。
参加者は半分くらいだったと思いますが、15分×3回で多くの院生と話す中で、研修のこと、今のそれぞれの大学院の置かれる状況などを話し、非常に良い時間でしたね。
当たり前のことですが、九州や東北の院生ともリアルタイムで繋がれます。
こういった場を要求した身としては、あまりに盛り上がらなかったらどうしようかと思いましたが、そこは流石に教育に携わる人たちです。そんな心配は無用でした。

その中で、M2の院生が他の大学の人たちと繋がりを作ってきてくれました。
もうさすがという他ありません。
私はそういうことができないので、本当に尊敬します。

2つ目の研修『生徒指導(教育相談含む)』

1日目 ファシリテータとして

前回の研修でリフレクションのzoomを用意してくれた院生は、今回の研修を受講していなかったため、なんとなく次は私がやろうと思っていました。
なけなしの勇気を出して、リーダーシップをとってみることにしました。
(そんなことで勇気だすなよって言っちゃダメですよ笑)

研修が始まる前に、
「前回の研修と研修の形式が同じであれば、大学独自でリフレクションをしましょう」
という趣旨のメールを送りました。
実際に、研修内容は前回同様の流れであったので、メールの通り、大学独自でリフレクションを行うことになりました。


zoomの扱いにはある程度慣れてはいましたが、リフレクションをファシリテートする立場になってみると、いろいろ気を使うことがわかりましたね。やってみてよかったと思います。

少し早めに、ミーティングルームを立ち上げて、みなさんが個別にリフレクションを行っている間に、ブレイクアウトセッションのグループ分けをしていました。
この生徒指導の研修から受講した院生もいましたが、リフレクションは好評でした。

そして、支援機構の方たちも、工夫してくださり、今回は初日に院生同士の交流の場を設けてくださいました。
こういった前回の課題を次の時に活かしてくださる姿勢は素晴らしいですね。

朝方、実はあるストマスの院生から、
「僕がリフレクションためにzoomのミーティングルームを開設しますよ。」
という趣旨のLINEが入っていたのです。
そのLINEに気がつかず、私がみんなに一斉メールを送ってリフレクション会場を用意してしまったわけですが、彼の前向きな姿勢に心打たれましたね。いつも一生懸命でとても好きです。

2日目 他大学の院生も交え、リフレクション

朝方、前回の研修で他大学との繋がりを作ってくれた院生から
「◯◯◯大学にリフレクションのアナウンスしますか?」
というLINEをもらいました。
快く返事をして、合同でリフレクションを行うことになりました。

他の大学と繋がれた素晴らしい1日でした。
リフレクションの厚みが増しましたね。アップデートされました。

3日目 さらに

そして最終日。
もう一つ別の大学も加わり、3つの大学でのリフレクション。
(こちらも先日の院生の紹介。もう、さすが過ぎます)
こうなってくると、どんどん本格的に。
ファリシテータとして、ブレイクアウトセッションを割り振りも、大学、M2、M1、ストマスなどが重ならないように、グループ分けすることが大事になります。うまく割り振って、最後のリフレクションに臨みました。

現職の先生の考えはもちろん参考になるんですが、ストマスの院生の言葉もすごくヒントになるんですよね。今日もそうでした。ありがたし。
だから、今回のようにいくつもの大学が入り混じって、現職の院生、ストマス(学部卒)の院生が、研修内容について深めるのはすごく良い場でした。

まとめ

見ず知らずの人と接するのが苦手な私、それでも今回ファシリテータを務めることができて、すごくよかったと思っています。
大事なのは勇気を出して、一歩踏み出すことですね。

コロナ禍でなければ、当たり前にできていた研修。
正直、もうこのオンライン生活に慣れ過ぎて、実際に対面で行われたらどんな感じなのか、想像がつきません苦笑

オンラインですが、こういう毎日を通して、院生同士の絆は深まっています。
それは確かです。

オンラインでも、やりとりを重ねれば
「リアルのコミュニケーションがなくても、人は深い繋がりを持てる。」
「相手を知り、その良さを理解することができる。」
と思っています。

来週は「道徳」の集中研修です。私は履修していませんが、また他のメンバーでリフレクションをしていくことでしょう。
言わずもがな役割は決まっています。

加速度を上げて、関係性が高まっていく院生たち。
みんな大好きです。出会えたことに感謝です。

…まだ、レポート書いてないんですよ。
明日、必死で書きます。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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