昨日、後期の成果発表会でした。
M1はポスター発表。(M2は修論審査会)
ポスターの準備は、科研費の申請で少し鍛えられたこともあり、まずまずスムーズに進みました。
研究テーマ
前期の動画での発表、科研費の申請、後期のポスター発表、文献研究を通して、自分のやるべきことがだいぶクリアになってきたように感じています。
研究タイトル(現在のところ)
「高等学校において学校の協働文化をどう構築するか ー教職員の強みを活かした実践を通してー」
この1年間、強みに着目して(執着して??)、研究を進めてきました。
以前のブログでも触れましたが、gallup社のstrengths finderを入口に、強みから考える学校協働文化の研究を進めています。
目指す先は、協働文化なのか、幸せなのか、自立なのか、いろいろ思うところはありますが、今はこの研究タイトルの方向で進めています。
このポスター発表に向けてデータを収集させていただき、作成した「教職員の強みの行動指針データベース」試作版は、Web公開に向けて現在準備をしています。
キョウドウ
キョウドウ・・・協働、協同、共同
いくつも漢字があります。
協働 同じ目的のために、力をあわせて働くこと 例:官民協働
協同 力を あわせること 例:協同組合
共同 ふたり以上の人が いっしょに・する(使う)こと 例:共同浴場
三省堂 辞書ウェブ編集部による ことばの壺
言葉の定義は大事です。
協働>協同 目的の明確化
協働>共同 力を合わせるか、合わせないか
という感じで考えています。
私の考える協働文化
私の考える協働文化とは、組織(学校全体や、学年、分掌など)のビジョンに対して、一人ひとりが、それぞれの強みを活かして、ときには個人で、ときには協働しながら、組織として、取り組んでいくことのできるものです。
極端な例になりますが、例えば、それぞれの良さを押し殺してまで、みんなで足並み揃えて、同じことをやるのはちょっと違うし、また、逆にそれぞれが勝手なことやるのも違うと思うんです。
もちろん、現段階でも、協働的に働けている部分は当然たくさんあります。さらにその精度を上げていけたらと思っています。
いろんな人がいていいと思うんです。そもそも公立高校なので、そこにいる人でどうやって力を発揮するかが大事です。
さまざまな強みを持った先生たちの、その強みが最大限発揮できる組織になったらいいなと思っています。
自分の良さが発揮できないと、辛いですよね。発揮できたら、がんばれますし、主体的になれます。
協働文化の説明が、なかなか発表でもうまく伝えられず、四苦八苦しているのですが、今後もっと明確にしていければいいなと思っています。
そもそも「文化」の定義についても、まだまだ曖昧で明確ではないので、今後きちんと言語化していきたいと思います。
まとめ
ストレングス・ファインダーからスタートして、企業のマネジメントで取り入れているFFS理論、カーネギー、アドラー心理学、今後取り入れていこうと思っているものは、いくつもあります。
ここから来年度に向けて、実践するための準備に入っていければなと思っています。
ここのところ、目先の課題をクリアすることに追われていたので、あと3ヶ月ちょっと、インプットも大事にしていきます。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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