今日は「STEM授業内容研究」の集中授業で、附属松本小学校の研究授業を参観してきました。
今日は往復120kmでしたが、最近久しぶりに車にちゃんと乗るようになって(ずっと家でオンラインだったので)、車での時間は、自分にとって落ち着ける大切な時間なのだと、改めて感じました。頭の整理をしたり、音楽聴いたり。
ちなみに今おすすめはこれです↓
YOASOBIについては、私が今更紹介する必要はないと思いますが、この「THE HOME TAKE」のバージョンがお勧めです。
STEM(STEAM)教育
さて、STEMとは以前「17 STEAM教育」で触れましたが、
STEAM教育(スティームきょういく)とは、 Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)
を統合的に学習する「STEM教育(ステムきょういく)」に、
さらにArts(リベラルアーツまたは芸術)を統合する教育手法である[1][2][3][4][5]。Science(科学)
Wikipediaより引用
Technology(技術)
Engineering(工学)
Arts(リベラルアーツまたは芸術)
Mathematics(数学)Wikipediaより引用
でした。
少し前まではSTEMだったんですが、Arts(芸術)が加わり、最近はSTEAM教育と呼ばれています。SportsのSも加えて、STEAMSとも。
簡単に言えば、国社数理英体芸家みたいな教科の分け方は、こちらが便宜上決めたことであって、実際に物事を学ぶのに、そんな枠ってないよねってことです。
今時「理科的なことを学ぶのに、数学は必要だし、コンピュータも使いますよね。」
という具合です。
初の小学校の研究授業
小学校の研究授業は初めてで、ドキドキしました。
自分の子供の公開授業は観に行っていますが。
また、今日も新たに同期の院生に会うことができてとても嬉しかったです。
まだ、30人いるうち、会ったことのある同期はまだ10人未満ですが。
やはり画面越しとは印象が違って、会うとドキドキしてしまいます。
ネットの仲間とのオフ会とかってこんな感じなんでしょうか笑
そして、今日はついに大学院のネームプレートをいただきました。
こういうのをもらえるのはとっても嬉しいです。所属感大事ですね。
(インターハイ出場者のみがもらえる”IDカード”をもらったのと同じ気持ちです。)
大学の先生方とも初めましてのご挨拶をさせていただき、
前任の教え子の話や、元同僚の先生のお話などさせていただき、幸せでした。
信州大学付属松本小学校の1-3年生の授業では、文科省の指定を受けて、
通常の国語や算数の授業ではなく、4つの領域での授業を行っています。
「くらし」「かがく」「ひょうげん」「ことば」
例えば「かがく」の領域では算数的、理科的、技術的な内容が扱われます。
詳しいことは、まだ私自身が松本小を十分に理解していないので割愛しますが、
すなわち、現在の教科に縛られることなく、教科の枠を取っ払って授業をされています。すなわちSTEAM教育です。
授業を見ていても、最初のSTEAM教育のところで述べたように、様々な観点での学びが同時にありました。
今日も昨日に引き続き、授業参観での気づきについて書きたいと思います。
高校教師はどうもしゃべりすぎる
義務教育の授業を参観させていただいて、改めて感じたことですが、先生が一方的にしゃべる時間は少なく、子どもたちが活動したり、グループワークしたりする時間が、授業時間の中で大半を占めています。
しかし、高校の授業になると、急に講義形式になり、先生が説明する時間が多くなります。
極端にいえば、最初から最後まで先生がしゃべって、生徒が一言も発することなく終わる授業も多いと思います。
どうしてもしゃべりたくなっちゃうんです。
コロナ禍明けからできる限り積極的に授業参観に参加しています。
その中で小中高と参観しましたし、自分自身の実践を考えても、やはり高校の先生の話は長いです。
正直なところ、教育課程で定められた授業内容が多いことは事実です。生徒たちが考えている時間を作ると、年間で定められた授業内容は終わらなくなります。特に、数学理科地歴。
難しいのです。しゃべらざるを得ないところはあります。
しかし、だからと言ってこちらが長々と解説したら、生徒たちの頭に入るのかと言えば、そうではありません。
やはり工夫をしていくことが大事です。この2年で解消していきたいと思います。
研究会
今日は、授業後の研究会にまで参加させていただきました。
みなさん非常に熱心で、深いところまで話ができたように思います。
こういった研究授業・研究会にほとんど参加したことがないので、どのような視点で授業を参観して、研究会で意見を言ったらいいのかわからないところがあり、的はずれだったかもしれませんが、意見を述べさせていただきました。
私のような高校の教員が、小学校の研究授業を参観することは、滅多にあることではなく、お互いにとって良い刺激であったように、勝手に思っています。
すごく面白かったです。
データの分析
ちなみに算数の授業は高校でいうところの「データの分析」でした。
今の教育課程において数学Ⅰで履修している「データの分析」の内容の多くは、新教育課程において、小中学校に移行します。(高校→中学、中学→小学)
高等学校新学習指導要領数学について(数研出版)
平成 29年 3月に告示された新しい学習 指導要領において,小学校算数と中学校数 学では,統計教育を重視するという方針が 打ち出されています。
小学校では領域構成が再編され,統計の 内容を扱う「データの活用」領域が新設さ れました。内容面では,複数系列のグラフ や組み合わせたグラフ(4年),複数の帯 グラフを比べること(5年),ドットプロッ ト(6年),代表値の意味や求め方(6年)などを新たに扱うことになりました。
中学校では,従来の「資料の活用」領域 が「データの活用」領域に改称され,累積 度数(1年),四分位範囲と箱ひげ図(2年) が加えられたほか,多数の観察や多数回の試行によって得られる確率の必要性と意味 が2年から1年に移行しました。
「データの活用(日本文教出版)」
上記のドットプロット、代表値のところが本時でした。
数学のデータの分析、小学校からのプログラミング。
データの読み取り能力、論理的思考力が問われていますね。
まとめ
人の授業を見させていただくことは、自分の授業の振り返りになります。
今は参観するばかりですが、また自分の授業を見ていただこうと思います。
そして、参観してもらうなら、参観者から意見をいただく際に、
「改善点ばかりををアドバイスされても凹まないので、思ったことはどんどん言って欲しい。」
と述べてから、意見をもらいたいなと思っています。
(もうボロボロにされる覚悟はできています。)
どうしても参観者は授業担当者をたてて、感想を言うことが多くなってしまいます。
でも、目的は「授業をより良くしていくことです。」
批判を恐れずに、受け止めて改善できるといいなと感じました。
ちなみに私の担当教官は私に対し、ダメなものはダメだと、はっきり言ってくれますし、今日ご一緒させていただいた学部長(数学)もはっきりと意見を述べてくれました。
自分の言ったことに対して、意見されることは、嬉しいことではありませんが、それを求めてここ(大学院)へ来たのでありがたいです。
これからもバシバシいこうと思います。
※おまけ
娘に国語の意見文に関してのインタビューを受けました笑
(明日締め切り…)
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
(長すぎると、最後まで読んでいただけないので、長さを工夫しようと思っている今日この頃)
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