集中練習
今日から3日間、うちの班活(部活)は3日間の集中練習(午前午後の1日練習)を行なっています。コロナ禍で宿泊を伴う活動が認められていないため、例年のように合宿ができないのです。
合宿は大変なことも多いですが、選手たちにとっては様々な面で成長する大事な時間なので、残念です。
大学院も一応夏休み??に入り、多少余裕があるので、ここのところ毎日練習に参加しています。逆に忙しいです苦笑
以前のブログでも書いたとおり、基本的には週に数回のポイント練習を中心に指導しています。しかし、コロナでの休校期間等があり、1年生にはあまり動きの指導ができていなかったので、時間のとれる今回は、ドリルなどの基礎練習に重きを置こうと思っていました。
がしかし、ここ最近の練習を見ていて、今回は「根性練」を行うこととしました。
根性練とは
根性練とは
私が勝手に定義しました
気合と根性で乗り越える根性練習のこと
大体、ものすごい本数を走ることが多い
なお、科学的エビデンスには基づいていない
ばかにならないとできないので、ばかになって走りまくる
乗り越えた時の達成感は、半端ない
若いからできる練習
なぜ根性練なのか
普段は、「何のためにこの練習を行うか」を明確にして練習しています。
しかし、そのせいか、選手たちは逆に考えすぎてしまい、思い切って走れなくなってしまっているように感じていました。頭でっかちという状態です。
もちろんペース設定をした練習はペース通りやることが大事ですが、そもそも論として、育ち盛りの高校生にとって、その設定ペースが適切かどうかというと、言い切れない部分があります。すごく成長する時期なので、精度の高いペース設定が難しいのです。
さらに、トライアルをやったときに、どうしても通過タイムなどを意識しすぎて、力を出しきれていない感じがしていました。
また、経験の浅い高校生は、技術がないので、例えば300mを1本走るにしても、トップ選手に比べ、1本の中でうまく力を出しきれません。だったら本数を走った方がより力を出しきれるよね、という話になります。特に初心者の女子は出しきれない傾向が強いです。
なので、今回は「心と肉体のリミッターを解除する」という目的で、根性練を敢行することにしました。
そういった意味では、今回の目的ははっきりしています。
ブロック長である選手はあらかじめメニューを立ててくれていたので、申し訳ないという思いはありましたが、今回は出しゃばらせてもらいました。
故障のリスクがある
ただ、普段は動きを意識させ、気合だけでは走らせていないので、走りの中で接地のタイミングのズレなどがあまりないので、怪我が少ないのですが、気合で走ると接地のタイミングがズレて、足に負担がかかり故障するリスクがあります。
そこは気をつけなければならないなと、思っています。
また、気力がかなり削られるので、よく食べてよく休養しながら、やる必要があります。
選手に考えさせることの弊害
また、為末大学でも、「選手に考えさせすぎることの弊害」について触れられています。中学生に対して述べたものですが、高校生に対しても言えるのかなと思います。
私自身も、どこまでは選手に理論をオープンにして、どこからは言わないで練習していくのか、もう少し考えていく必要はあるなと感じます。
それにしても、よく勉強しているなと、いつも感心します。進化心理学も勉強しているのかなぁ。
中高生のピーキング
また、中高生のピーキングについて述べられています。
中高生は成長過程なので、1試合1試合ちまちまピーキングするより、練習した方が伸びる。というお話。
これを聞くと、あまり考えすぎて細かいことをやるより、練習量を増やしたり、した方が、成長が早いような気がします。実際そういう部分はあります。
確かに、6月中旬の北信越総体から、8月上旬の全国総体までの1ヶ月半くらいの期間に、ピーキングを考えすぎて、うまく行かなかった経験が何度かあります。
ただ、精神的にかなり削られるので、根性練はやりすぎないようにしたいなとは思っています。やる気の低下や故障のリスクも増すので。
まとめ
ちなみに今日の中距離のメニューは
午前は150mをかなりの本数。
150mだと中距離選手はきつくてもスピードを出して、走りきれるので。
午後は坂ダッシュなどをかなりの本数を行いました。
いくつかやり方を変えながら。
いつもにも増して、厳しくやったので、かなり疲労しています。
今日はよく食べて、よく寝て欲しいですね。
今日は気温が35度くらいありました。
強い日差しを浴びて、私もかなり疲れました。
午後は少しだけ技術的な指導もしたので、ちょっと動きました苦笑
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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