98 スタートライン立つまでの練習で結果は8,9割決まっていて、あとは結果を見に行くだけだと思っています

部活動

昨日のブログのPVが急激に伸びていて、驚いています。
シェアしてくださった人が多かったおかげかと思います。ありがとうございます。
今後とも良い記事があったら是非ともシェアをお願いします笑

新人戦の初日が終わって、その後ある選手と練習して、あまりに疲れた状態の脳で書いたことを反省しています苦笑(一度20分の睡眠をとってから、書くくらい)

この週末は新人戦の地区予選でした。
多くの選手たちは今シーズン3戦目。(9月にして)

私は中距離、競歩の5選手を担当しています。
今大会、5人とも出場種目のうち一つは自己記録を更新しましたが、それぞれにとって決して満足いく結果とはなりませんでした。
何人かは「緊張してしまって、自分を見失って、自分のレースができなかった」と言っていました。

コロナが急速に広がらなければ、3週間後に県新人が行われます。

5人のうち3人は中学時代、陸上未経験者であったり、2人も中学時代、すごく活躍して良い思いをした選手ではありません。
それでも高校から部活を変えて、陸上をやりたいと思って入部してきたり、もっと速く走れるようになりたいと、競技を継続した選手たちです。

まだまだ力はないけど、そんな選手たちを大事にしたいと思っています。

スタートラインに立った段階で、結果はほとんど決まっている

いつも選手に言うことですが、準備段階でほとんど決まっています。
このように考えるようになったのには、きっかけがあります。

以下の文章は3年ほど前の学級通信から引用しています笑笑

3年ほど前に、地区の練習会に50km競歩でリオ五輪銅メダル、ロンドン世陸銀メダルを獲得した、荒井広宙選手(長野実業高校卒-自衛隊体育学校-富士通)が来てくれたことがありました。
(通常、地区レベルの練習会にメダリストが来ることはあり得ないんですが、その地区の顧問の先生が高校時代の顧問であったということで、実現しました。)

その練習会の中で、中高生からの質問に、荒井選手が答えてくれる時間がありました。
その時、次のような質問をした選手がいました。

「僕は本番で緊張してしまってうまく力を出すことができないのですが、大舞台で緊張することはありませんか。」

その質問に対して荒井選手は

緊張しますよ。どちらかというと私は緊張しやすいほうです笑
でも、スタートライン立つまでの練習で結果は8,9割決まっていて、あとは結果を見に行くだけだと思っています。
うーん、例えば、みんなが高校とか大学の入試を受けて、そのあと、合格発表を見に行くときみたいな感じかな?だって、もう結果は決まっているでしょ?あとは見に行くだけじゃない?」

この答えには衝撃を受けましたね。50km競歩ですよ!!!
そうは言っても、スタートラインに立った後だって、50km歩くわけです。
でも「大事なのはそのスタートラインに立つまでです。あとは結果を見にいくだけとはっきり言いきったのです。

つまり荒井選手は、「力が出せるかどうかは、緊張しているかどうかではなく、スタートラインに立つまでにどれだけの準備をしてきたかどうか。」だと言ったのです。

正直私は今まで、「大会当日にもあれこれやって、どうにかしよう」という気持ちが心のどこかにありました。この言葉は私のこの先の考え方を大きく変えるものとなりました。

だから、今は選手たちには試合前に
「ここまで十分に準備してきたから、あとは走るだけだから。」
と言っています。
そう言うと、実は10人のうち2、3人の選手は準備不足だったりして、試合前に少し不安になってしまいます。でもそれは仕方ないと思っているんです。やっぱりまず大事なのは準備です。

だから、「次の時はもっとちゃんと準備しよう。」と思ってもらえるように、いつもそう言っています。

また、試合が終わった後に、うまくいかなかったときは、レース内容も振り返りますが、そこまでの練習内容やどのような気持ちで臨めていたかを確認するようにしています。
そして、次の試合のときは、「あとは走るだけ」って思えるようにしようと、話をしています。

まとめ

本当はもう一つ書こうと思っていたことがあるんですが、次に送りたいと思います。
書こうと思っていた内容は「ひとりの競技者として、スタートラインに立つ」です。

今日も、県新人に向けて「『あとは走るだけ』と思えるように準備をしよう。」と話をしました。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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