49 最初で最後

部活動

高体連の代替大会が終わりました

重ね重ねになりますが、大会が開催できるかどうかわからない時期から、この大会の開催に向けて、準備を重ねてきてくれた先生方に本当に感謝です。
その熱意がなければ絶対にやれませんでした。

4人の3年生は、十分な結果だったかどうかは分かりませんが、皆自己ベストで競技を終えました。
4人の素晴らしかったところは、「ただこの大会出るだけでなく、ここまで本気で取り組んできたこと」だと思います。
だから、ここまでの彼らの取り組みを知っている仲間たちにとって、その競技する姿からもらう感動は大きかったように思います。

今日は引退した3年生も応援に来てくれました。
少し複雑な思いもあったかもしれませんが、3年生4人で繋いだ最後のマイル(4×400mリレー)を全員で応援できて良かったと思います。(応援は3蜜を避けています)

大会が終わった後に、2年生のマネージャーが涙ぐんでいたので、
「どうしたの?」
と声を掛けたら、
「先輩たちのリレーがカッコ良くて。」
と。

多くの3年生が引退した後、唯一の2年生マネージャーとして、1年生を指導しながら、3年生を支え、すごく苦労があったように感じています。
3年生の頑張りを見て、そんな苦労が少し報われたのであれば良かったなと思っています。

3年生の最後の大会のがんばりがチームの伝統を作っていく。
これまでそんな当たり前だと思っていたことが、今年は当たり前でなくなりました。
でも、今日の試合で、「これでまた伝統は受け継がれていくんだな」と感じています。

ちょっとだけ私の高校時代

南関東大会を目指すも

私は高校3年生の時に3000mSCで南関東大会への出場を目指していました。しかし、3年時になってから(いや2年時の後半からか)の学校に急に現れた受験の波にのまれ、またチームもうまく波に乗れないまま、私自身いい形で競技ができず、県大会決勝で破れました。

当時の私より前でゴールした上位4人はその後、箱根駅伝を走っているので、レベルが高かったことは確かですが、私は目標にたどり着けませんでした。

一生懸命はやっていましたが、いい加減な学校生活面からくる弱さがあり、今思えば能力はあっても、あのくらいの覚悟では到底無理だったと思います。
もし今の自分が当時顧問だったとしたら、ものすごく厳しく接していると思います。ダメなやつとして苦笑

進学校の長距離選手あるある

進学校の長距離選手あるあるですが、総体のあと11月の駅伝まで競技を続けるか、非常に迷いました。
受験の波に飲まれ5月の県大会で敗北した私が、誰も部活をやっていないような時期まで、競技を続けることは、なかなか無茶な決断です。

親にも反対されましたが、結局続けることにしました。
(ちなみに先生には一度は「辞める」と言ったのに、その後「やっぱりやります」と言いに行くくらいの迷いっぷり)

7区

今考えると相当に甘々な私でしたが、当時はそれでも精一杯やりました。
朝練、学校、練習、予備校で終電で帰る日々を繰り返し、十分に練習が積めたとは言えませんでしたが、11月の県高校駅伝に出場しました。

本来は3年生ですので、主要区間(距離の長い区間)を走るところですが、わがままを言って7区(5km)という区間を走らせてもらいました。

結果、県高校駅伝の区間賞を獲得して、高校3年間の競技を終えました。
私の陸上人生で最も大きな賞と言っていいかもしれません。
このことは当時の私にとって相当に大きな心の支えでした。

しかし、主要区間を2年生に任してのものなので、後になって思う気持ちは、後輩に対する感謝ばかりです。

6点から

ちなみに10月か11月くらいにある河合塾の最後の記述模試では、物理で基本の公式 である『F=ma』 くらいしか書けず、6点でした…
(物理は国公立の2次試験でも使う予定の教科だった)
試験時間中にあまりに何もできず、周りの人たちがすごい速度で記述している鉛筆の音を聞き、背中に冷や汗が流れたことを、今でも鮮明に覚えています。

駅伝後は、もう必死で勉強しました。

2月頃なんて、まだまだ勉強が間に合っておらず、私立の入試がが模試みたいな感じでした。もちろんほとんど全滅。国公立の前期は倍率が1.8倍くらいで超ラッキーだったのに落ちています。

その後、どうにかがんばって、国公立の後期試験で信州大学理学部に合格しました。マジでギリギリでした。

3月20日くらいに合格して、次の日に大学のある松本市にきて、すぐに家を決めました。4月に入ってもう一人暮らしを始めたので、決まってから大学が始まるまでが本当に早かったですね。

だから、自分の経験からも、今の3年生たちに、代替えの大会があるかどうかもわからない状態で、「それでも可能性を信じて続けよう」とは言えなかったんですよね。

終わりのミーティング

終わりのミーティングで、
「今日まで続けてきた選手も、引退して勉強している選手も、4月から、ここまでの毎日をどれくらい大切にしてこれたか。」という問いかけをしました。

ひょっとして、引退したはいいけど、結局周りに流されて、中途半端になってしまい、今日この場で競技していない自分に、今になって少し後悔している人もいるかもしれない。」という思いがあったからです。
多分私が引退した側で、今日の試合を見ていたら、そう思っていた可能性があるからです。

誰しもに、少なからず、そういう思いはあると思います。
だから、今日からの毎日を後悔しないように、甘えず、がんばって欲しいです。

人生は後悔の連続です。
でも、「過去には戻れない」から、「今できること」を積み上げていって欲しいです。(もう何回もブログで書いています。でも大事なことだから)

みんなのこれからのがんばりに期待しています。
あの時があったから、今があるんだ。」ってあとで言えれば、大抵のことはOKだよ。

まとめ

今日は、昨年までうちの選手と一緒に練習していた他校卒業生が審判をしてくれたり、ずっと一緒に練習してきた他校の選手が最後のあいさつにきてくれたりして、幸せでした。
陸上のいいところは学校の枠にとらわれずに一緒にやれて、仲間になれるところですね。

また、東京選手権に出場していた前任校の七種競技のOG(社会人1年目)が、自己ベストには届かなかったものの素晴らしい競技をしていました。
「高2以来の800mのベストですよ!!」と報告もくれました。
(七種競技の7種目目が800m。超キツイ)
本当にがんばっているな。いつも勇気をもらっています。

教え子から勇気づけられることばかりです。

最後に

あ、今大会の800mは、ちょうど天候も悪いタイミングで、消化不良の部分もあったので、1週間以内に補習を行う予定です苦笑
隣の学校と一緒にトライアルをやりたいと考えています!!

前期の最重要課題は、夜中の2時前に提出することができました。
締め切り15時間前。もう少しゆとりを持ってやりたいですね。

今日も最後まで読んできただき、ありがとうございます。

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