高校の先生の夏休みはどのくらいあるのでしょうか。
今年度はコロナ禍で例年とは違う夏休みとなっている学校がほとんどだと思います。
私の所属校の夏休みは8月8日(土)〜23日(日)の16日間です。
(今年度は仕方ないですが、あっという間に終わってしまいますね。)
夏休みの日数(長野県の場合)
先生の夏休みの話をする前に、高校の夏季休業の日数について説明します。
例年だとどのくらいかというと、昨年度の予定を見直したところ、7月27日(土)〜8月22日(木)までの27日間でした。
長野県の夏休みは短いですね…。
私は神奈川県出身ですが、海の日あたりから、8月31日までの42日間は夏休みだったので、長野県で働き始めて、衝撃を受けましたね。はい。
夏休みが短い話を県外の人にすると、「冬休みが長いんでしょ??」と言われますが、そうでもなくて、クリスマス明けも何日か授業しますし、年始も割と早めです。昨年度は11日間でした。首都圏だと大体12月25日〜1月7日までの14日間くらいですよね。
ちなみに、少し前までは、寒中休みという2月に数日休みがありました。
2月は本当に寒いので。しかし、残念ながら今はなくなりました。
じゃ、長野県って、ただただ休みが短い県なのかというと、実は、長野県は比較的に春休みが長いんです。小中学校は20日くらいあります。そこでバランスをとっていますね。
(それでも年間でトータルすると休みは短いんですが。)
高校は、進学校は3月に授業日をかなり入れているので、首都圏より少し長いくらいですね。ちなみに4月の始まりは早いです。
個人的には夏休みをあと10日ほど長くして、3月はもう少し授業をしてもいいなと思っています。
ちなみに私の調査では、全都道府県で、夏(ならびに冬春含めても)休みが短い都道府県は「山形県」ですね。ダントツです。長野県は短い方から2番目。
教員の夏休み
それでは、その夏休みのうち、「先生の夏休み」って何日あるか、知っていますか。
先生が取得できる「夏季休暇」は5日間です。
なので、土日をうまく組み合わせて、休暇をとれば土日+5日間+土日で連続で9日間はとれる計算です。
もし、それ以外に休みをとるなら、年休(有給)をとることになります。
さぞかし、先生方は生徒が休みの間、休みまくっているように思われていますが、実際のところ、そんなにうまくは休めないのが現状です。
昨年度の予定を見直してみました
人のことはわからないので、私の昨年度の予定でみてみます。
・中学生体験入学1日(土曜日)
・インターハイ引率5泊6日 ※昨年度は沖縄だったため、長め。
・国体強化合宿2泊3日(国体強化コーチをしているため。)
・大会引率2日
・部活動は週に5日程度のサイクル。週に2日は休みくらい
インターハイがなければ、夏季補習を担当することになります。
夏季補習は大体5日間から、多いと10日間。
また、昨年度は日程がタイトで別の顧問の先生にお願いしましたが、校内合宿が2泊3日くらいあります。
よって、27日間の休みのうち、私が実質的に休めるのはお盆の前後の数日になるかなと思います。
大体「夏季休暇5日」はそこで使います。
毎年実家に帰っていますが、遠征続きで帰省も遠征みたいな気持ちになりますね苦笑
インターハイがなければ、少し余裕がありますが、ないと不甲斐ない気持ちに耐えながら、結果速報を見ることになるので、なかったらないで、辛いですね。
部活が活発ではない顧問の先生は、もう少し休めるとは思います。
そう考えると、「あと10日くらい休みがあると、余裕持って休めるんだけどなぁ。」と思いますね。
私は、これまでも所属校において、「夏休みを長くしていこう運動」を展開してきましたが、これからも積極的に活動していきます笑笑
案外、長野県で「もっと夏休みを長くしようよ。」というと、「そんなにいらない」っていう先生も多いんですよね。なんででしょう??
個人的には「もう十分休んだから、そろそろ学校に行っていいかな。」と思うくらい休みは必要だと思っています。
夏休みが長い方がいいと思う理由
短いと余裕がないです。先生も生徒も。
無駄に時間を過ごしてもいいと思うんですよね。
学校ばかりになっている先生方にも、家族との時間を大事にして欲しいです。
普段、家にいないということは、その時間誰かが家族を養ってくれているわけです。
なかなか、そのことには気がつけないわけですが。
また、通常かなりの時間外労働をしているので、休めるときによく休んだ方がいいです。
生徒目線で言うと、私は受験勉強をしているときに、夏休みの後半くらいに、ようやく自分なりの勉強の仕方がわかってきたんですよね。
でも、短すぎると、前半の2週間くらいは補習で費やされてしまい、自分の勉強ができず、あっという間にお盆過ぎになってしまって、主体的な学習ができないと思うんです。お盆過ぎたらすぐ学校なので、余裕がないです。
少し遠回りをしても、自分のやり方を見つけていくことができるのが、夏休みなのかなって思っています。
ま、これは勉強に限ったことじゃないですね。
まとめ
最近は、夏休み閉庁日が設けられています。閉庁日とは「この日は学校が完全に閉まっていますよ。」という日です。中学校は部活もありません。
高校にも閉庁日があり、学校は閉まっていますが、若干部活の予定がそれにリンクしていないですね。合宿や遠征の都合もあるからだと思います。
私は欲張りかもしれませんが、受験勉強にとっても、部活にとっても、家族にとっても、だらだらする時間としても、良い時間になるといいなと思っています。
先生方はそのどれにも関わっているので、本当に大変ですが、ときには人に任せ、生徒を信頼し、うまくやって欲しいなと思いますね。
生徒の自主的な活動が信用できず、補習をガンガンやったり、部活の休みを作らないのであれば、それはおかしいと思うんです。
全然休みがなくても、やれる先生と生徒はいいんですが、基本的には休みは必要です。
ちなみに私は、小学校時代から、サッカー、バスケット、陸上と、スポーツや部活だけをやって生きてきたので、過ごし方がどっぷり深く、そして狭めです。
正直、土日休みだと、家族と家で何をしていいかわからないタイプの人間でした。
過ごしたことがなかったので。
40代になり、今更その世界を広げています笑
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次回は、夏冬春の休業の長さと、学力テストの相関について書く予定です。
コメント